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AWS AIプラクディショナー合格しました!

AWS AIプラクディショナーに合格しました!

目次

 

AWS AIプラクディショナーとは?

AWS AIプラクディショナーとは、Amazonが提供するクラウドサービスであるAWSを用いて人工知能機械学習、生成AIを扱う上でエントリーレベルの知識を持っていることを証明する資格です。AWS AIFという略称で記載されることが多いため、以下ではそのように記載します。

AWSに関するエントリーレベルの資格として、AWS CLFと並んで紹介されることが多いです。しかし勉強を進めた体感として、AWS CLFの知識が前提として求められているように感じました。特にセキュリティやモニタリングに関しては、AWS CLFに合格するレベルの知識がなければ勉強に苦労するように感じます。

また、細かな数学的な知見などは求められませんが、人工知能機械学習に関する知識が広く浅く求められます。"広く浅く" と書いてはいますが、実際にユースケースとそれに伴って使えるサービスを整理する力が求められます。ただサービスを覚えるというだけでなく、問題を解いて慣れておくことも大事になるかと思います。

AWS AIFの詳細①

  • 試験頻度:いつでも
  • 受験料:1万円~2万円くらい
  • 受験会場:オンライン or テストセンター
  • 問題数:65問 (うち15問は採点対象外)
  • 試験時間:90分

試験はオンラインとテストセンターでの受講二種類があり、それぞれ専用サイトでいつても予約可能です。

ブログ主はテストセンターで予約して受験しました。その際には身分を証明する物『2つ』の提出を求められたので忘れないようにしましょう。詳細はAWSから英文メールで送られてくるため確認を忘れないようにしてください。また、顔写真も撮影されることになります。

急速に変化する人工知能の技術であるが故、その時事的な問題にも対応できるように最新の情報で学ぶことが大切になります。AWSのサービスを覚えるという以上にアンテナを伸ばしておくことも大切にしましょう。

AWS AIFの詳細②

  • 第1分野: AI と ML の基礎
  • 第2分野: 生成 AI の基礎
  • 第3分野: 基盤モデルの応用
  • 第4分野: 責任ある AI に関するガイドライン
  • 第5分野: AI ソリューションのセキュリティ、コンプライアンス、ガバナンス

AIに関する基礎的な概念(第1分野と第2分野)についても問われますが、AWSというサービス(第3分野)についても問われます。ブログ主はAWS CLFを合格済みなため、AWSというサービスに関する知識は、今回の試験で改めて学ぶことはありませんでした。

第4分野では、「責任あるAI」というAIサービスを構築する上で考慮するべき原則を整理し、それらを実現するためのAWSサービスを理解する必要があります。第5分野において、ITサービス開発において要件で定義されるべき内容を満たすために使えるAWSサービスを理解することが求められます。

全体的に「AWSというサービスを使ってAIサービスを構築する」という開発現場において、知っていなければ会話が成立しない最低限度の知識を網羅している資格になっているという印象でした。また、「○○という問題を改修するために、▲▲というシステムを構築したい」という背景を踏まえて、それに合致するAWSサービスを選択するような問題がほとんどであるため、「AIサービスを構築するためのプロセス」と「AWSサービス」を関連付けて覚えていなければ解けません。

AWS AIFの勉強法

  • 勉強期間:9/15~10/26(およそ6週間)
  • 前提知識:AWS CLF合格

およそ6週間ほどかけていますが、他の資格勉強も並行していたこと、テストセンターの予約などの都合上この日しか受けられなかったことなどを加味すると、勉強時間はそれほどかけていないように思います。AWS CLFの知識のお陰で、AWSのサービスの基本的な概念は勉強する必要はなくスキップできたので、余裕があるならばAWS AIFよりもAWS CLFを先に取得することをオススメします。

勉強で使った書籍は2冊です。

AWS AIFの問題集として「独学合格 AWS認定 AIプラクティショナー テキスト&問題集」を購入しました。問題集と言ってはいますが、どちらかといえばテキストがメインであるため、問題集はまた別に購入しても良かったと思います。AWS CLFで問題の出し方の癖には慣れていたのでブログ主の場合は、こちら一冊で何とかなりましたが、AWSの資格を初めて取るという方は物足りないかもしれません。

2冊目はかつてG検定に合格した際に使っていたテキストを使って、AIというものについて学習しました。AIに関する知識を問うとはいっても、深いところまでは聞かれないため、その辺りの深い部分を抑えるために使いました。しかし新しい技術が次々と出てきているAI分野を学ぶならば、最新のテキストを参照するようにしてください。

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